大学生活が終わり,無所属期間も残すところあと二日ですが,
私にとってはもしかしたら,
大学生活より,高校生活のほうが楽しかったのかもしれない.
中学三年生の秋からがつらくって,
それから逃げるために必死に勉強して,
がんばって入った高校.
高校の勉強はもちろん大変だったし,
人間関係もいろいろ思うことはあったけど,
文化祭に費やした情熱は,今までの私の短い人生中で一番です.
二番目が,中学最後のテニスの大会かな.
大学に入って燃やした情熱といえるものは,
はっきりいって何もない.
ただ惰性的に講義を受けに行き,
講義で一緒になる友人とおしゃべりしながらお昼を食べて.
その友人との関係でさえ,なんだかな,
高校のときのほうが,憂いが少なかった気がする.
自分より圧倒的に賢い子が多くて,
知的で建設的な話ができていたように思う.
今は違う.
自分のやることを常に客観的に評価されるのが目に見え,
他人の垂れ流しの愚痴を聞き続け,
人の目ばかり気にして生きてる.
建設的は話なんて一切なくて,こちらの提案が否定されるばかり.
何も知らないくせに何とかなると,
無鉄砲だった子供には戻れない.
大学四年間で学んだのは,
話の合う人を見つけられるかどうかは,
自分の行動も含めて環境に左右されること,
そして,
居心地がいいとはいえない場所での処世術.
人は低きに流される.
もっともっと,必死に受験勉強していたら,
何かが違ったんだろうなぁ.
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