今日、学際科目「プロデュース学概論」で、
招待講師として、スタジオジブリプロデューサー、鈴木敏夫さんが来ました。
残念ながら来たのは今出川校地で、田辺はテレビ中継という形でしたが。
プロデュースとはどんなものか、現場の声を聞くという授業目的ではありましたが、
なにやら結局ジブリの誕生秘話やら、ジブリの中身なんかを聞く話になって、
それほどプロデュースについて特化した話ではなかったのですが、
スタジオジブリがどんな経緯で今に至るのかが聞けて、
とてもおもしろかったです。
最初は雑誌編集者だった鈴木さんが自分で映画を作りたくなったとか。
それでたまたまそこで描いていた宮崎さんのを原作にしたとか。
出資者募ろうと必死こいていたら、たまたま上司が宮崎さんの弟と知り合いだったとか。
最初は全然鳴かず飛ばずだったけれど、とある論評でバカ売れしたとか。
別の作品の費用が足りなくなったから、ラピュタ作っちゃったとか。
…全部その場の勢いかよっ!(ノ`△´)ノ
あれだけ成功しているスタジオジブリだけれど、
成功の秘訣なんてものはなく、発足も発展も神がかりだったというわけですね。
まぁ、そんなふうにおちゃらけた感じで語ってくださいましたが、
そうはいっても大変な苦労をされてきたわけで。
どうしてプロデューサーになったの?という質問に対する答えで、
「僕が宮崎駿に出会っちゃったからなんですよ」
といわれました。
この言葉、実に感慨深いものです。
…人の出会いは大切ですね。
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